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国産はと麦茶こぼれ話 2016年04月18日 (月)

国産はと麦茶は、昔から健康に良い、美肌作りに良いと言われてきました。

麦茶と似た香ばしさで飲み口もよく、健康志向の人たちの間で人気になっています。

はと麦茶を美味しく安心して飲むために、はと麦にまつわるお話から国産はと麦茶の驚きの効能に迫ってみましょう。

 

 

はと麦ってどんなもの?

 

はと麦とは、漢方でヨクイニンという名で知られているイネ科ジュズダマ属の穀物です。

原産は中国南部からインドシナ半島と言われています。

日本でも昔は田舎であればどこにでも自生していたジュズダマ。

その実を子どもたちはブレスレットやネックレスなどにして遊んだものでした。

そのジュズダマの栽培用の変種が、はと麦なのです。

はと麦を脱穀すると、白くて筋の入ったちょっと硬い実が出てきます。

それを薬や食用ににしたりします。はと麦茶は脱穀する前の実を焙煎したものです。

江戸時代には貝原益軒が、はと麦を薬として使用していたと伝えられています。

現在でも漢方の生薬として使われているのです。

蒸しはと麦

 

国産はと麦が栽培されるまで

 

はと麦が日本に伝わったのは、さまざまな説があってはっきりしていないのですが、
江戸時代には、伝わっていたことは間違いないようです。

現在のはと麦という名になったのは明治時代でした。
それまでは、トウ麦、チョウセン麦などと呼ばれていました。
1981年には水田転作作物として全国的に栽培開始。
主な系統の「岡山在来」は温暖地に栽培され、「中里在来」は東北地方で栽培されました。
その後も種の品種改良されたはと麦が各地で栽培されています。

 

はと麦の成分と効能

 

以前、はと麦を飲用しているという方の腕を触らせていただいたことがあるのですが、
非常に滑らかでつるつるしているのに驚いたことがあります。
その方は、サプリメントで摂っていらっしゃったのですが、毎日のお茶でも効果はあるに違いありません。

実際、漢方では、はと麦(ヨクイニン)は、健胃、解熱、利尿、神経痛、リウマチ、水いぼなどに良いとされています。

美肌効果もあることから、化粧品にも使われるアイテムです。

はと麦にはビタミンB1、B2やカルシウム、鉄分、たんぱく質などが豊富に含まれており、滋養強壮にも用いられます。

また腫瘍抑制効果も報告されています。

オープン2


国産はと麦茶の楽しみ方

 

 

はと麦茶は麦茶と同じように煮出して飲みます。
香りを楽しむならホットもよし。暑い日には冷やして飲むのも美味しいものです。
健康と美肌を考えて毎日飲むなら、やはり安心な生産地の分かる国産はと麦茶がお薦め。
ただ、はと麦茶は体内の余分なものを排泄する作用が強いので、妊婦さんは過剰摂取を控えましょう。

ご自分の体調に合わせて国産はと麦茶を楽しんでくださいね。

カテゴリ: お茶のアレコレ